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2007年 オールスターMVP 首位打者争い
さらなる覚醒を予感させたシーズン
2007年シーズンは松坂大輔投手がレッドソックスに入団。
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日本が生んだスター選手の対決にアメリカでも注目。
4月に早くも夢の対戦が実現するなど話題。
2007年打撃フォーム。
新たな試みでスタート。前年のスタイルと大きくは変わらないものの少し改良。
それまで背中をはった構えていたのを、猫背気味にするマイナーチェンジ。若干オープン気味。しかし開幕から不調。
すぐにいつものスタイルに戻し、徐々に打撃スタイルが変わり、6月くらいからスクエアでスタンスを極端に狭め、足を上げていたのを小さく省略しすり足気味の打撃フォームに。
これまでのスタイルと新たな感覚の融合によりこの年は打ちまくることに。
この年もスロースターター。しかし徐々に本領を発揮。
首位打者争いを繰り広げ、前半戦の打率.350台をマーク。いつものヒットを量産。
7年連続オールスター出場。
アメリカン・リーグの1番センターで先発出場。
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ランニングホームランを放ちなど、3打数3安打2点の活躍。
初のオールスターMVPを受賞。圧巻のパフォーマンスでファンを魅了。
メジャーのオールスターゲーム史上初のランニングホームランという離れ業を演じ、最高の舞台オールスターでも伝説を作った。
そして後半戦がスタート。この年は後半戦も不調になることはなく、
7月の下旬にはメジャー3番目のスピード記録でメジャー1500安打を達成。
その後8月に入ってもハイレベルに打ち続け、首位打者争いではデトロイト・タイガースの主砲であったオルドニェス選手に僅差の2位だったもの、
自己2位となる打率は.351とマーク。
そして2004年、2001年に次ぐ自身3番のスピートで7年連続200安打を達成するなど、この年は238安打を放つなど、打撃成績はハイレベルなものであった。
2007年シーズン成績・記録 161試合 打率.351 238安打 6本塁打 68打点 37盗塁
獲得タイトル 最多安打 シルバースラッガー賞 ゴールドグラブ賞
オールスターゲームMVP
オールスターMVPなど例年以上に最高のシーズンとなった。
2008年シーズン 8年連続200安打
試練のシーズン!?
2008年打撃フォーム
毎年のように前年のフォームをベースにした打撃スタイルであったが、不調が続く。
途中からすり足気味だった足を再びあげるようになる。この年は2007年のような猛打を発揮することは少なかった。なんか2年に一回は調子悪い??って感じてしまう。
2008年シーズンはオープン戦から不調。
26打数無安打を記録する中での開幕。
シーズンに入っても調子が上がらず、毎年調子が上がる5月も低調なパフォーマンス。
6月に入ってもなかなか浮上できない。前年のように打ちまくることはできなかったもの、徐々に復調。
しかし攻守において高いレベルで存在感は抜群。
オールスターゲームには8年連続選出。
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2008年はニューヨーク、ヤンキースタジアムで開催されたオールスターゲーム。
一番ライトで先発したイチロー選手は、ヒットは一本を放ち、そして守備では二塁への好返球を見せ、目の肥えたニューヨークのファンを沸かせるプレーで魅了。
後半戦がスタート。
イチロー選手は7月30日、日米通算3000本安打を達成。
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日米通算で参考記録ではあるが、3000本安打達成を34歳で達成するスピード記録。
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2008年から8年後、歴史的大記録を塗り替えるわけですね。
そして8年連続200安打を達成。
2008年シーズン成績・記録 162試合 打率.310 210安打 6本塁打 42打点 43盗塁
獲得タイトル 最多安打 ゴールドグラブ賞
苦しんだ印象が強いが成績はいつものようにさすがだ。
2009年 WBC連覇 9年連続200安打 メジャー通算2000本
まさに千両役者
シーズン前に第二回WBCが開催し。見事日本の二連覇に大きく貢献。
決勝戦での決勝タイムリーは今も語り継がれる名場面。
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やはりイチローでしたね。
日本代表に選出されたイチロー選手。前回大会優勝していることもあり、前回以上の注目度の中、WBC開幕当初は国民のプレッシャーから不振。
チームは決勝まで行くも、なかなか波に乗れない中、決勝、そして延長での得点圏で迎えた打席の大一番で試合を決める一打を放つところは千両役者。
迎えた2009年シーズン。
日米通算3085安打に並ぶ鮮烈復帰。
WBCプレッシャーの影響もあり胃潰瘍で初のDLで開幕は出遅れたものの、復帰初戦で満塁ホームランを放ち、翌日に日本安打記録保持者の張本勲氏が見守る中、日米通算安打3086目を放ち、更新。
開幕は出遅れたものの、前半戦、これまで以上に打ちまくり、打率.362をマーク。
オールスターゲームにも9年連続選出。
この年はセントルイスで開催。野球が人気のセントルイスでも高い人気を誇る。
そして始球式は当時アメリカ大統領オバマ氏。試合前のダグアウトではイチロー選手とも直接話す。オバマ氏はイチロー選手のファンだと語り、サインボールをもらうなど場面も。
アメリカンリーグ一番ライトで先発。
メジャーの顔というべき存在だ。本当になくてはならない存在になっていた。
2009年の後半戦は前半戦同様打ちまくり、いつも不調気味の8月も絶好調。
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8月の下旬のヤンキース戦でのメジャーを代表するクローザー、マリアーノ・リベラ投手からのサヨナラホームラン。
1球目でメジャー屈指のクローザーを一撃必殺。今や伝説の一打といってもいい。
9月の上旬にメジャー史上最速で通算2000本安打を達成。108年ぶりに更新。
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そしてシーズン打率.352。9年連続200安打も達成。
2009年打撃フォーム
2009年はベースは2007年から変わっていないが、構えは高く左ひじをあげ、背中をはり、徐々に若干お尻を突き出した打撃フォームに。前年より足をあげ、あげた足がよりかかと体重気味に。
2009年はボールをしっかり捉える、長打も多く凄みを増していた。
2009年シーズン成績・記録 146試合 打率.352 225安打 11本塁打 46打点 26盗塁
獲得タイトル 最多安打 シルバースラッガー賞 ゴールドグラブ賞
2009年は出遅れたものの、シーズンを通して打ち続け、打率も自己2位と打撃3部門で高いパフォーマンスを魅せてくれた。
そして守備でも強肩で相変わらずの守備範囲で抜群の貢献度を誇る。
バッティングに目が行きがちだが、やはり華麗な守備はバッティング以上に魅力的といっても過言ではない。
毎年攻守にわたりハイレベルなパフォーマンスは野球ファンの常に虜。
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特に2009年は凄みが増してハイレベルなシーズンであった。